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【ショートストーリー】恋してみたら? 第1話「予期せぬ再会 <黎子(れいこ)①>」 ★婚活コラム★

2014/02/28

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おしえて。
三回のデートと一回のキスじゃ、
つき合ったうちに入らないの?
”だから嫌だっていったのにぃ…”

 

黎子は氷の溶けた水割りを飲み干して、自棄気味にワインに手を伸ばす。
渋谷のお洒落なレストランを貸し切った男女10名ずつの婚活パーティ。
遅刻男性一人を除く9人対10人の自己紹介から始まって1時間が経過した今、何となく9組のカップルが出来上がりつつある。
そう、ただ一人黎子だけを残して。

28才を目前にした黎子が結婚相談室「マリッジ エデン」に入会したのは半年前。
父子家庭の父に泣くようにして頼まれたからで、すすんでというわけじゃなかった。
黎子の心には1年前の失恋がまだくすぶっている…。

元々は相手から近づいて来た恋だった。
モデルルームの受付をしている黎子に、インテリア会社の営業マンとして訪れた貴史の方からアドレスを聞いてきた。
女の子みたいに色白で童顔の貴史は全然タイプじゃなかったが、笑顔がちょっと可愛かったし、何より優しかった。
毎日の電話やメールを黎子はいつのまにか心待ちにするようになり、気がつくと恋が始まっていた。

三回目のデートで初キス。
ところがその夜、次を約束して別れて以来、貴史は変わってしまった。
約束のデートを出張だとドタキャンして来た後、メールは途切れがちになり、気がつくとメールするのは黎子の方ばかり。
電話にも出ない。
わけがわからず黎子はパニックになった。

「どうして?」、「何が原因?」、「私がきらいになったの?」
…疑問符ばかりが続くメールに彼は返信を寄越さなくなり、とうとう一切連絡がつかなくなった。
考えてみれば住んでいる場所も知らない。
三回のデートと一回のキス。その間たったの二ヵ月。
果たして付き合っていたと言えるのかどうかも怪しい。
“男性に言い寄られた経験などない私が舞い上がっていただけなのかも”
…そう思うと、勤め先の前で待ってみよう、と思い詰める心も挫け半年が過ぎた。

黎子はカウンセラーの梓を恨めしげに見やる。
消極的な黎子にパーティ参加を強く勧めたのは彼女だ。
今もしきりに誰かと話せと合図を送ってくるが、一体どこのカップルを邪魔しろというのか。
元々人と争うのは苦手だし、そこまでしたいほど魅力的な男性がいるわけじゃない。
こうなったら料金分だけでも飲んで食べてやる!

とその時、

「遅れてすみませんっ」、ドアを開け、男性が飛び込んできた。
反射的に振り返った黎子の手からワイングラスが滑り落ちる。

10人目の男性は貴史だった。

 

>つづく

 

※転載元※ 婚活・女子会情報サイト【恋学】(http://koigaku.machicon.jp/)

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