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<治樹(はるき) 第1話>【ショートストーリー】恋してみたら? ★婚活コラム ~その2~★

2014/03/07

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はっきり言葉にして なんて言われると、
ますます心が見えなくなる そもそも
好きってどんな気持ち?

俺、なんでこんな風になっちゃったんだろ…。
このごろ治樹は自問自答することが多くなった。

37才。独身、彼女いない歴かれこれ3年。この俺が…?

言っちゃなんだが顔は整ってる方だし、背も高い。
収入だって普通よりちょっと多い位だと思う。それなのに。

高校時代は野球部でそこそこ人気があった。
大学では、バンド活動をしており、ライブの時には治樹目当ての女子が結構来た。
その中の数人とは付き合ってもみた。
恋人に不自由するなんて考えたこともなかった。それなのに。

相談室「エデン」主催の婚活パーティは終了し、スタッフが片付けを始めている。
カップル成立は3組。
彼らは手を繋いで会場を後にし、他の男女も順次消えて行った。
女性同士で帰る者、カップル成立にならなかったのに、なぜか男女4人の
グループで二次会に向かうらしい連中もいた。

「今日は悪かったな。片付けたらスタッフで飲むからお前も参加しろよ」。

マイクコードを巻きながら、吉岡が声を掛けてくる。
会社の先輩だった吉岡は、3年前、退職して妻と婚活会社を起ち上げた。
今日のパーティには“サクラ”として、彼に頼まれ参加したのだ。

「“サクラ”だから、カップル成立なんて真剣に考えてなかったし…」。
そう心に言い訳するが、どの女性とも思うように話せなかった事で、
実は治樹は動揺していた。
しどろもどろ。緊張!? まさか、好きでもないのに。

いや、そもそも好きってどういう事だったっけ?

大学卒業後は、バンドを続ける仲間に別れを告げ、旅行会社に就職した。
音楽で生きていける才能があるとは思えなかったし、そこまで音楽を
愛してもいなかった。
物事に執着しないたちなのか、怪我が元で野球を辞めたときも、そんなに
落ち込まなかった気がする。

「私じゃなくてもいいんでしょ」。

学生時代からの恋人・奈津子は最後に言った。
コンパで知り合った相手で気は合ったけど、彼女でなくては
いけないかどうか、考えると分からなくなった。

「はっきりしてくれないなら、もう会わない」。

3年前、彼女だった百合恵はそう言って去った。
上司の紹介、容姿も性格もタイプだったが、「はっきり」を先延ばしに
しているうちに、別の男と結婚してしまった…。
「あの、良かったら一緒に帰りませんか?」

振り返ると、小柄な女性が見上げていた。
ショートカット、きつめの顔立ちにピンクのワンピースがいまいち馴染んでいない。

「いいじゃん、余り者同士で」。

言い方にカチンと来た。

「俺、用があってここで待ってるんで」。

次の瞬間、異変が起こった。
彼女の顔が真っ赤になったかと思うと、くしゃくしゃに崩れ、目から大粒の涙が溢れだしたのだ。

>つづく

 

※転載元※ 婚活・女子会情報サイト【恋学】(http://koigaku.machicon.jp/)

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