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<治樹(はるき) 第2話>【ショートストーリー】恋してみたら? ★婚活コラム ~その2~★

2014/03/12

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短い時間に くるくる表情を変える彼女
きみが泣くと なんで俺の胸が痛くなるのか
わからなかった 気づかなかった
いつのまにか恋がはじまったことさえ
「私って魅力ないですよね?」

彼女が再び泣き出した時、治樹は胸が締め付けられる様な思いに襲われた…。

婚活パーティ終わりの会場で治樹を誘ってきた彼女、菊原曜子は、走り去ろうとして、
片付け中のコードに足をひっかけ、マンガのように盛大に転んだ。

治樹は仕方なく彼女を助け起こし…結局成り行きで、こうして二人
向かい合ってお茶を飲む事となった。

30才。ビデオ制作会社の照明スタッフとして働いて3年目。
自己紹介した曜子は、さっきはごめんね、と言いながら、ポケットティッシュを
取り出し、音をたてて鼻をかんだ。
かと思うと、赤い鼻のまま「きゃっ、汚れてる!」と、転んだ折、ワンピースに
ついた汚れを布巾で拭き始める。
落ち着きのない、子供っぽい女、というのがまず第一印象。

だが、治樹が学生時代バンドをしていたと言った途端、目を輝かせた。
会社に勤める前まで、曜子もデビューを夢見てバンドのボーカルをしていたと言う。

バンドをあっさり辞めた治樹だが、音楽は好きだから久しぶりに詳しい人間と
話すのは楽しかった。
気がつくと、身を乗り出し、前からの友達のように意気投合して話していた。

そのリラックスした気持ちのまま、
「なんであんな風に泣いたの? 残り物の俺にまで振られたから?」
と、尋ねた。からかうような調子で。

だが一瞬黙り込んだ曜子の打ち明け話は、からかえるような内容ではなかった。

「奥さんのいる人を好きになって、結局振られて…パーティに出たのは復讐だったの。なのに、みっともない結果になっちゃって」

「私って魅力ないですよね?」

この世の終わりのように泣く子だなあ、新しい発見だった。
彼女がしゃくり揚げる度に、こっちまで泣きそうになる。
他人の悲しみで貰い泣き? 俺にもそんな所があるなんて!

…だが今日の新発見はそれだけで終わらなかった。

「復讐ってどういうこと?」

「あのパーティを主催してるご夫婦のね、旦那さんなんだ、別れた彼。1年くらい前、宣伝用のビデオを作る仕事で知り合ったの」。

「…夫婦って、よ、吉岡さんのこと?」

なんということだろう。

パーティにサクラとして治樹に参加を頼んできた、元先輩の吉岡が?!

それが事実なら、吉岡は、曜子がパーティに参加してきた事をどう捉えていたのだろう。
号泣し、転んだ彼女を治樹が送っていく事になった時、何故あんなに平然とした態度が取れたのか?!

怒りがむらむらと湧いてくる。
それがもう一つの発見だった。

彼女を思い、おさえられない程の怒りを感じる熱い自分…。

「行こう。俺がアイツに言ってやる」

治樹は、驚く曜子の腕を強く掴んで立ち上がった。
>>つづく

 

※転載元※ 婚活・女子会情報サイト【恋学】(http://koigaku.machicon.jp/)

 

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