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<治樹(はるき) 第3話>【ショートストーリー】恋してみたら? ★婚活コラム ~その2~★

2014/03/14

初めて手をつないだ日
花模様の傘をくるくる回しながら歩いた
キスした夜に聞いた初恋の思い出
いつか俺も 君の思い出になるんだろうか ふと そんなことを考えた

0313

 

治樹はカフェの窓際に座り、横断歩道の向こうをみつめている。
冷たい雨の午後。だが、治樹の心は暖かい。
カフェモカとカフェラテを間違ったウェイターにさえ、腹も立たない。
レモン色の傘を差した曜子が小走りに来るのが見えると、
治樹は我知らず微笑んだ。
彼女が、自分に会うために急いでいることが、ただ嬉しくて。

あの日…
二人がパーティ会場に戻ると、スタッフは外に出て、荷物を車に運び入れている所だった。
近寄ってきた治樹と曜子に危機感を持ったか、吉岡は、
「どうした?」と尋ねながら、二人を駐車場のはずれに連れて行こうとした。

「吉岡さん、俺…」
口火を切ったものの後の言葉が続かない。と、横から、
「私たち付き合うことにしたの。パーティ来てよかった、ありがと!」
曜子が吉岡を睨みつけるようにして言い、踵を返した。
治樹は慌てて後を追い…。

その後、イタリアンレストランで乾杯した。
「俺が言ってやるなんて啖呵きったのに、カッコ悪かったよなあ」。
謝る治樹に曜子は、
「乾杯」
とワイングラスを合わせてきた。
「事情全然知らないのに、何を言うつもりだったの?」
「だって先輩…アイツは、結婚してるのにきみを…」。
「それは私だって悪いもん。彼のせいじゃない」。
その言葉に、なんとなく治樹は傷ついた。
彼女のために吉岡を責めようとして、反対に自分が責められたようで。

だが帰り道、曜子は言った。
「ほんとはね、私のために怒ってくれて、すっごい嬉しかった」。
そして、背伸びして治樹の首に両手をかけ、キスしたのだ。
ワインの匂いがする一瞬のキスを、その後治樹は何度思い返しただろう。
初めてキスした高校生かよ! お前は…。
自分でツッコミを入れながら。

あれから1ヵ月。
「ほんとに俺と付き合ってくれないか」。
メールすると、
「わたしでよければ」。
ひらがなばかりの短いメールが返って来た。
一度目のデートは映画を観に行った。
今日は2回目のデートで、友人のライブに連れて行く約束だ。

信号が変わり、傘の群れが動き始める。
ところがレモン色の傘は動かなかった。
群れが方々へ散らばり、信号が再び点滅を始めても止まったままだ。
「…?!」
突然、テーブルに置いた携帯電話がメール着信を告げて震えた。

>>つづく

 

※転載元※ 婚活・女子会情報サイト【恋学】(http://koigaku.machicon.jp/)

婚活コラム マンガでわかる!!婚活の実態 婚活マンガ「まちおくん」
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