【犯罪なのか】パパ活する女性は違法?法律の見解は?

パパ活を始めたい女性がまず気になるのは、「パパ活って違法?バレたら逮捕されるの?」ということではないでしょうか。

本記事ではパパ活の合法性/違法性について、”セーフ”なパパ活と”アウト”なパパ活の事例を含め具体的に解説していきます。

パパ活したいけどちょっと不安という女の子はぜひ最後まで目を通してみてください。

パパ活界隈で有名な「頂き女子 りりちゃん」が逮捕

パパ活女子関連の犯罪としてつい最近、2023年9月に大々的に報道された事件が起きました。

パパ活マニュアルの作成・販売をし、自身もパパ活女子であった自称”頂き女子”のりりちゃんが詐欺・詐欺ほう助の容疑で逮捕されたこの事件。

渡邊容疑者はことし5月、マッチングアプリで知り合った茨城県に住む50歳の男性から現金およそ2700万円をだまし取った詐欺の疑いがもたれています。 渡邊容疑者はいわゆる「パパ活」をする20歳の女に対し、恋愛感情を利用して男性から現金をだまし取るためのマニュアルを作って販売し、詐欺行為をほう助したとしてことし8月に逮捕、その後、起訴されています。

1人で1億円以上の被害も…「頂き女子」50歳男性から2700万円だまし取った疑いで再逮捕 “パパ活”マニュアル作成も(CBCテレビ) – Yahoo!ニュース

男性に「借金がある」「このままだと風俗で働かないといけない」などと嘘をつき、男性の恋愛感情を利用してお金を貢がせていたということです。

パパ活では男性からお金をいただくことが大前提ですが、嘘をついてお金をだまし取った場合には立派な「詐欺」となり、違法で逮捕されますので、真摯に向き合うことが大切です。

【法律】女性がパパ活しても犯罪にはならない!でも、注意は必要

パパ活を始めたい女性の不安を取り除くために言っておきますが、頂き女子りりちゃんの事件は「嘘をついて男性からお金をだまし取った」という点が違法行為なのであって、“パパ活”という行為そのものは違法ではなく、犯罪にはなりません。

そもそもパパ活というのは、「男性とデートして楽しい時間を提供し、男性の好意によって金銭的支援をしてもらう行為」のことであり、2人の関係はいわば”自由恋愛”です。そのため、パパ活をしたからといって犯罪になることはないので安心してください。

ただし、

  • パパ活相手をだまして金品を奪い取る
  • 「パパ活していることをバラす」などと脅迫してお金を払わせる

といった行為は絶対にしてはいけません。

また、パパ活相手の男性が既婚者であった場合など、いくつかのパターンではパパ活が違法行為になってしまうリスクも。

「パパ活は違法じゃないからいくらでもやって大丈夫!」ではなく、きちんと合法なラインを守る必要がありますので、きちんと注意していきましょう。

【犯罪にならない】セーフなパパ活女子

それでは、具体的なパパ活事例を確認していきます!

まずは、違法にならない”セーフ”なパパ活をしているパパ活女子をご紹介。これからパパ活しようと思っている女の子は、彼女たちを参考に法律を守ってパパ活しましょう。

①特定のパパとだけデートしている

違法にならない”セーフ”なパパ活、1例目は「特定のパパとだけデートしている」パパ活女子。

不特定多数のパパとの肉体関係を含むパパ活は、”売春防止法”に抵触する可能性があります。

ですが、特定のパパとだけのパパ活であれば、それはただの”自由恋愛”であり、肉体行為を含むデートをしていたとしても何ら問題はありませんし、金銭的援助を受けていたとしてもそれは”売春”行為には該当しません。

売春防止法上の”売春”の定義:
「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。」
(参考:売春防止法 第二条)

たとえば、「毎日毎日別の男性と肉体関係を持って1回きりで会わなくなる」というようなことを長期的に繰り返すのは違法ですが、特定の男性と定期的に関係を持って金銭をもらうような場合には違法ではない、ということです。

“不特定の相手方”というのが何人のことなのか明確には定義されていませんが、通常の恋愛としてあり得なくはない範囲の同時進行(3~4人程度)であれば問題ないと考えられます。

LINEの連絡先を見て「これ誰だったっけ?」と思ってしまうような、自分が管理しきれない人数のパパと同時に関係を持つのはやめておきましょう。

②お茶や食事だけのデートをしている

違法にならない”セーフ”なパパ活、2例目は「お茶や食事だけのデートをしている」パパ活女子。

性的行為を含まないパパ活であれば、特定の人物か不特定多数かに関係なく、犯罪にはなりません。お小遣い(お手当)を受け取っていても問題なし。

ただし、パパ活をしている男性はパパ活女子との”疑似恋愛”とその先にある”肉体関係”を目的にしている人が多く、お茶や食事だけのデートで長い付き合いをすることはなかなかできません。

そのため、お茶や食事だけの健全なデートでパパ活を続けたい場合には、

  1. 常に新規のパパを探し続ける
  2. 外見・内面(トーク力・気遣いなど)を磨いて、「身体の関係なんてなくてもこの子と一緒に食事したい」と思わせるだけの魅力を身に着ける

このどちらかの努力が必須となります。「ありのままの私を見染て援助してくれるパパがいるかも♡」なんて夢物語の実現はまずありえませんので、そこはきちんと理解してパパ活に臨みましょう。

③独身パパとのデートをしている

違法にならない”セーフ”なパパ活、3例目は「独身パパとのデートをしている」パパ活女子。

自分が独身、かつ相手のパパ活男性も独身という場合には完全な”自由恋愛”の範疇で、パパ活に違法性はありません。

自分かパパ活相手のどちらかが既婚者で大人の関係を含むパパ活をしていた場合、刑法上は特に定めがありませんが、民法上の責任が生じ、配偶者から慰謝料請求をされる恐れがあります。

独身同士の関係であればそれを妨げるような法律はありませんので、食事のみのデートだけでなく大人の関係を含むパパ活が合法的に可能です。

絶対に危ない橋を渡りたくないのであれば、事前にパパ活男性に「不倫関係にはなりたくないので聞かせてください。」とお願いして独身かどうか確認してみましょう。

④年間110万円を超えて稼いだら申告・納税をしている

違法にならない”セーフ”なパパ活、4例目は「年間110万円を超えて稼いだら申告・納税をしている」パパ活女子。

パパ活で稼いだお金は年間110万円を超えると贈与税がかかります。その場合には、税務署に行ったりe-taxという電子申告サービスを利用して納税をおこなうことが必須。

パパ活で年間110万超の稼ぎがあるのに申告・納税を怠ったことがバレた場合、延滞金など多額の追徴課税が課されます。

「年間110万円」の中には、お手当としていただく現金だけではなく、現物でもらったもの(バッグや服、ジュエリーなど)や本来自分が払うはずだったお金を肩代わりしてもらった金額(家賃や学費など)も含まれますので注意が必要です。

たとえば、毎月「お手当(現金)5万円をもらって、一人暮らししている家の家賃10万円をパパに払ってもらっている」という場合には、現金の60万円(5万円×12ヶ月)+家賃120万円(10万円×12ヶ月)=180万円が贈与額となり、申告・納税の対象となります。

パパ活の稼ぎは贈与税でなく所得税の課税対象となる場合もあります。「なんか思ったより稼げちゃって税金とか怖いな…」と感じたら、すぐに税理士などの専門家に相談しましょう。敷居が高いと思うかもしれませんが、ネットで調べれば無料相談などを開催していることもあり、意外と気軽に聞きに行けます。夜のお店や風俗店が多いエリアに事務所を構えている税理士であれば、パパ活に関する相談も慣れている可能性が高く、きちんと対応してもらえますよ。

⑤本当にお金が必要で助けてもらっている

違法にならない”セーフ”なパパ活、5例目は「本当にお金が必要で助けてもらっている」パパ活女子。

冒頭で紹介した”頂き女子”りりちゃんの事件、彼女はパパ活男性にいろいろと嘘をついて同情を買い、多くのお金をだまし取っていました。

しかし、本当に何か事情があってパパ活での稼ぎに生活を頼っているパパ活女子の場合は「詐欺」として逮捕されることはありません。

たとえば、

  • 経験のために留学したいが親に反対されていて、自分で留学費用を稼がないと行かせてもらえない
  • コロナで職を失って再就職も見込めず生活が成り立たない
  • 学費を払えないと退学になってしまう

など。こうした切羽詰まった事情(嘘でないことが大前提)を話したら男性が同情や親切心からお金を援助してくれた、という場合には違法性はないのです。

切羽詰まった事情ではなく普通に遊ぶお金が欲しいとかであっても、パパがそれに納得して援助してくれているのであれば何も問題ありません。犯罪になるのは、「嘘をついてお金をもらう」こと。

また、前段でお話ししましたが、「生活費を長期間に渡って援助してくれた」、「1年分の学費を払ってくれた」など大きな金額を受け取った場合には申告・納税が必要になることもあるので忘れないようにしてくださいね。

【違法・犯罪、下手すりゃ慰謝料請求】アウトなパパ活女子

①既婚パパと肉体関係を持つ

違法になる”アウト”なパパ活、1例目は「既婚パパと肉体関係を持つ」パパ活女子。

既婚者と肉体関係を持つことは”不貞行為”に当たるので、既婚者パパとの大人を含むパパ活をしているパパ活女子は法的にアウト。不倫はあくまで民事上の責任であり、バレたからといって逮捕されたり前科がつくようなことはありませんが、パパの配偶者から訴えられ、慰謝料を請求されるリスクがあります。

不倫の慰謝料相場は約50~300万円と言われています。無用なリスクを避けたいのであれば、

  1. 独身のパパとだけパパ活する
  2. 既婚者パパと会うときはお茶・食事だけの健全デートにする

この2つを徹底しましょう。

とはいえ、パパ活している男性のうち約7割が既婚者と言われており、独身でお金払いの良いパパを見つけるのは至難の業。それに、既婚者パパであってもパパ活女子との性的関係を持ちたいと希望しているパパが大半です。

とりあえずパパ活女子にできることとしては、「そもそもパパが結婚しているかどうかは聞かないようにする」という対策をとること。万が一パパの配偶者にバレたとき、「既婚であることを知っている場合」と「既婚者とは知らなかった場合」で慰謝料の金額が大きく変わってくるからです。

「パパが既婚者であることを知らなかった」と主張しても、「知ろうとしなかったことに過失がある」と判断されるケースもあります。パパ活をする際には、とにかく周囲にバレないよう徹底して注意しましょう。

②美人局、脅迫、恐喝をした

違法になる”アウト”なパパ活、2例目は「美人局、脅迫、恐喝をした」パパ活女子。

パパ活女子と関係を持とうとしたパパ活男性に対し、仲間の男性と共謀して脅したり(美人局)、「会社や家族にバラされたくなければお金をよこせ」などと恐喝してお金を奪い取るような行為は完全に犯罪でアウトです。

実際に逮捕者も出ています。

食事などを一緒にする見返りに金銭援助を受ける「パパ活」中に現金を脅し取ったなどとして、福岡県警は6日、同県大木町の女子高生(16)を恐喝などの疑いで逮捕し、発表した。

パパ活中の女子高生が恐喝容疑 「盗撮された」と4万円|朝日新聞デジタル

食事をしてパパからお金をもらう行為そのものは犯罪ではありませんが、そこに恐喝や脅迫が加わったらもう確実にダメ。パパからお金をもらうなら、「援助してくれてありがとう」の気持ちを持ちましょう。

③パパをだましてお金をだまし取る

違法になる”アウト”なパパ活、3例目は「パパをだましてお金をだまし取る」パパ活女子。

これはまさに冒頭で紹介した”頂き女子”りりちゃんのパターンです。

りりちゃんは「借金がある」「このままだと風俗で働かないといけない」などと嘘をついて複数の男性から合計約2億円をだまし取っていましたが、実際にはそんなかわいそうな事情はなく、ホストに貢いでいたということです。(個人的な意見を言うと、客に”本営”をしかけて貢がせているホストも詐欺で逮捕されるべきでは?と常々思ってはいるのですが…)

何はともあれ、パパ活男性からの好意や恋愛感情を利用して”嘘の事情”をでっちあげお金をもらうのは明らかな詐欺行為で犯罪です。合法的に高額なお手当をもらいたいのであれば、パパに気に入られるよう真摯に振る舞い、お手当をUPしてもらうしか道はありません。

④パパ活に乗じて窃盗を犯す

違法になる”アウト”なパパ活、4例目は「パパ活に乗じて窃盗を犯す」パパ活女子。

麻布署によると、女子学生は7月21日午後9時ごろ、港区六本木のホテルで、会社役員の男性(37)から腕時計1本(約1300万円相当)を盗んだ疑いがある。(中略)都内では、6月ごろから、会社役員らが、知り合った女に腕時計を盗まれる同様の被害が約10件、総額3500万円以上確認されており、警察が関連を調べている。

パパ活の男性から1300万円の腕時計を盗んだ疑い 大学生を逮捕|朝日新聞デジタル

ニュースで取り上げられている事件数はそこまで多くありませが、実際には「パパがホテルでシャワーを浴びている最中に財布から現金を盗んで逃げる」というパターンでのパパ活女子による窃盗事件が多発しています。

逆にパパ活女子が窃盗の被害に遭ってしまったケースもあります。シャワールームに手荷物を持ち込むなど、自分の荷物は常に目の届くところに置いておくようにしてくださいね。

⑤自身が未成年(18歳未満)

違法になる”アウト”なパパ活、5例目は「自身が未成年(18歳未満)」のパパ活女子。

児童買春で罪に問われるのは”児童と関係を持った大人”の側なので、未成年のパパ活女子自身が逮捕されることはありませんが、違法行為であることは間違いありません。

「お茶や食事だけのパパ活ならいいのでは?」と思うかもしれませんが、肉体関係がなくとも「未成年者略取」という罪に当たる場合があります。これも児童買春と同じくパパ活女子自身が捕まることはないのですが、やめておきましょう。

そもそも、合法的に運営しているパパ活アプリやパパ活サイトは、男女問わず18歳未満の利用を禁止しています。他人の身分証で登録して年齢確認を突破するようなやり方は「文書偽造罪」、「偽造文書行使罪」という犯罪です。絶対にやってはいけません。

アウトローなやり方でしょっぴかれたパパ活女子

パパ活絡みの犯罪というと、強姦や暴行といった「男性が加害者、女性が被害者」という構図を思い浮かべがちですが、前段で解説したように、パパ活女子自身が加害者となるケースはたくさんあります。

実際に事件を起こして逮捕されたり、パパの配偶者から慰謝料請求されたりといったパパ活女子が後を絶ちません。

2021年大阪で、パパ活男性から約1,600万円をだまし取ったとして男女2人が逮捕された事件がありました。

男が指示し、女が「奨学金返済のために借金をしてしまい、お金が必要」などと援助を依頼してお金を搾取。女の過去には実際に奨学金を借りた履歴があり、借金もあったが、パパ活男性から援助してもらった資金を返済に充てた様子は確認できなかったそう。

2022年、池袋で起こった「パパ活男性殺害事件」。実行役の女、女の元恋人、元恋人の弟の3人が逮捕されました。

元恋人とその弟が女性に成りすましてパパ活相手を探し、実行役の女がホテルで会って殺害し金品を盗んで逃げた

https://twitter.com/ern_xxer/status/1393558853464166403

パパ活それ自体は犯罪行為ではありませんが、やり方次第では逮捕・慰謝料請求されることもあるグレーゾーンな世界です。

自分の将来を守るためにも、「稼げればなんでもいいや」と自暴自棄になるのではなく、しっかりと法律・ルールに従ってパパ活しましょう。

痛い目に遭わないようパパ活は”上手に”やるべき

ここまでご紹介してきたように、パパ活は「それ自体は違法ではないものの、一歩間違えると加害者にも被害者にもなりえる」というグレーな世界です。

そんなパパ活界隈で加害者にならず、かつ自分が被害を受けてしまうリスクを抑えるには、”上手な”やり方をしなくてはなりません!

安全にパパ活をしたい女性向けに、上手なパパ活のやり方のコツをお教えします。

①パパ活アプリを利用する

パパ活アプリやパパ活サイトすべき理由
  • 登録には身分証明書の提示が必須
  • ドタキャンされたり、万が一犯罪に巻き込まれた場合、相手を運営へ通報することができる
  • パパ活目的の人しかいないので、相手を見つけやすい

安全なパパ活のための必須条件は、パパ活アプリ・パパ活サイトを利用すること!

X(旧Twitter)やInstagramなどさまざまなSNSで「#パパ募集」「#P活都内」といったタグでパパ活相手を探している投稿を見かけますが、本当に危険なので絶対にやめてください。

無料で、しかも身分証の登録なしで利用できるSNSでパパ活相手を探すのは、自ら進んで犯罪に巻き込まれにいくようなもの。女性が被害者となってしまったパパ活関連の事件の多くはSNSでの出会いがきっかけです。

パパ活アプリ・パパ活サイトでは身分証の登録が必須となっているので、万が一何らかのトラブルが生じたとしても、通報して対応を仰ぐことができます。

またパパ活アプリやパパ活サイトを利用している男性は少なくとも月数千円~1万円程度の利用料を払っており、冷やかしの可能性が低く「パパ活をしたい」という明確な意図があるので、話もスムーズに進むのも大きなメリット◎

②交際クラブを利用する

交際クラブを利用するメリット
  • 本物の富裕層男性と出会える
  • 男性も入会面談必須で、高圧的だったり女性に優しくない人は入会を断られている
  • スタッフを通して出会うのでミスマッチが少ない
  • 会員とスタッフの信頼関係もあり、トラブルに巻き込まれるリスクが低い

パパ活アプリ・パパ活サイトでも安全にパパを探すことができますが、より一層の安心感と高収入を得たいのであれば、交際クラブ(デートクラブ)の利用がおすすめ。

交際クラブは、スタッフが男女双方の好みや希望を聞き取り、マッチング・デートを仲介してくれる完全会員制のサービスで、デートクラブとも言います。

交際クラブの料金形態は、月額利用料のみのパパ活アプリやサイトとは異なり、「入会金」、「年会費」、「マッチング料金(紹介手数料)」となっており、それを払えるだけの資産・収入がある富裕層男性のみが入会を許されています。

いいこと尽くしの交際クラブですが、難点としては「入会審査で落とされることもある」、「人によってはなかなかパパに紹介してもらえないこともある」ということ。交際クラブに入会できる女性は”容姿端麗”であることが大前提で、そのうえ「男性に愛想良く接することができるか?」「マナーや一般常識は欠けていないか?」などをスタッフが判断しています。

パパ活アプリやパパ活サイトにいるパパ活女子とは一線を画したハイレベルなPJばかりが集まっているので、男性から見つけてもらうのはなかなか難しいかもしれません。

交際クラブを利用するのであれば、パパ活アプリ・パパ活サイトで積極的にパパを探しつつ、交際クラブでのパパからのオファーを待つ、という併用型がおすすめです◎

③個人情報は絶対に漏らさない

パパ活で知り合った男性には決して個人情報を漏らさないこと。

個人情報を教えてしまうと、「ガチ恋されてしまってパパがストーカー化し、自宅付近でつきまとわれた」「会社や学校にパパ活のことをバラすぞと脅された」といったトラブルに発展する危険があります。

自分の身を守るために教えてはいけない個人情報は、

  • 本名
  • 住所
  • 通っている学校、勤務先

の3つ。未成年買春になってしまうことを警戒して年齢を確認したがる男性は多いですし、誕生日祝いでプレゼントを買ってもらえることもあるので、生年月日は教えて良いです。

名前はニックネームか偽名を使ってください。住んでいる場所や学校名、勤務先を聞かれたときには、「埼玉に住んでます!」「都内の大学ですよ~!」「金融系の事務職です!」など、ざっくりとしたくくりで回答しましょう。それでもしつこく詮索してくる男性は地雷で危険なパパなので、ブロックして会わないのが得策。

④写真や動画は撮らせない・送らない

パパ活で気を付けたいのが、晒し被害やリベンジポルノ。お茶や食事だけの場合はそこまで警戒する必要はありませんが、大人を含むパパ活をする場合には常に意識しておきましょう。

最近は小型カメラの性能がどんどんあがっており、「そんなものがカメラなの!?」と思うようなものもあります。

  • ホテル内でパパがやたらとバッグの置き場所にこだわる(バッグの中にカメラを仕込んでいる)
  • ごついネクタイピンや眼鏡(ネクタイピン型、眼鏡型のカメラ)
  • ジャケットの胸ポケットにペンが刺さっている(ペン型のカメラもある)

など、少しでも不審なところがあればさりげなくバッグやジャケットをかけたハンガーの位置をずらす、眼鏡やネクタイはすぐに外してもらうなど防衛手段を身に着けておきましょう。

また、写真関連でよくあるのが、パパ活アプリでマッチングしたあとのメッセージでパパから「顔がはっきりわかる写真を送って」と言われること。基本的には、「まだお会いしてもいない方に写真を送るのは怖いのでプロフィール写真だけで判断していただけませんか」などと丁重にお断りしたほうが無用なトラブルを招かずに済みます。

それでも「どうしても」と粘られたり「写真送ってくれないなら会わない」と言われた場合には、自分のSNSなどで公開している写真を使うようにしましょう。万が一、写真を晒されて周囲の人にバレてしまった場合でも、「SNSにあげてた私の写真を誰かが勝手に悪用したのかも。私パパ活なんてしてないよ!」という言い訳をすることができます。

⑤スマホを2台にわける・絶対に彼氏や友人などに見られないようにする

安全にパパ活をしたいのであれば、スマホはできれば2台持ちしてパパ活専用の端末を用意するのがおすすめ。いまはスマホの格安プランが充実していて、2台持ちしてもそんなにコストはかかりません。

2台持ちが難しい場合には、LINEの取り扱いに要注意。登録名はニックネームにする(本名バレ防止)、タイムラインには投稿しない、パパとやり取りしたらトークを非表示にしておくなど。

彼氏や友人、家族には絶対にバレないようにしましょう。特に彼氏にパパ活がバレてしまった場合トラブルに発展しやすいですし、彼が激高して暴力に訴える可能性も否定できません。実際に、彼氏にパパ活を疑われてついに殺害されてしまったという痛ましい事件も起こっています。

「彼女がパパ活をやっているんじゃないかと疑い出し、ケンカも増え、齊藤は不満を爆発させてSNS上に彼女とのLINEやプライベート情報をさらしたんです」(中略)冷静さを取り戻すことなく、上尾市で購入した包丁で元恋人の胸を突き刺した。

《ネットゲーム交際殺人》容疑者の、彼女とお金への異常な執着(週刊女性PRIME)

普通の女子大生やOLさんが当たり前にパパ活をしているような時代になったとはいえ、自分の身近な人がパパ活していると知ったら冷静さを欠いてしまう人がほとんどです。パパ活していることは周囲には絶対にバレないように注意しておきましょう。

危ないと感じたら、すぐにパパ活から手を引くこと

本記事では、パパ活の違法性/合法性について解説しました。

  • パパ活は違法なのか?
  • 犯罪・違法にならないパパ活
  • 犯罪・違法になってしまうパパ活
  • パパ活でトラ物に巻き込まれないために意識すること

“パパ活”そのものは違法行為ではありませんし、しっかりと気を付けていれば安全で効率的にお金を稼げます。しかし、やり方を少しでも間違えると簡単に加害者にも被害者にもなってしまうということも忘れずに。