パパ活市場の拡大に比例して、大小さまざまなパパ活のトラブルが増えています。ひどい場合には殺人事件に発展してしまうこともあるため、パパ活女子はより一層の警戒が必要です。
この記事では、パパ活がきっかけとなったトラブル・事件の内容と、その対策について徹底解説していきます。
これからパパ活を始めようとしている女性は、必見です!
パパ活はトラブルの温床、殺人事件も少なくない
最近ではごく普通の女子大生がパパ活をしており、かなり気軽に足を踏み入れている人も多いパパ活。
何も知らないまま始めてしまって男性とトラブルになり、後悔するパパ活女子が後を断ちません。
水商売や風俗店で客とのトラブルが起こった場合には、黒服と呼ばれるスタッフが間に入ってくれますが、パパ活ではそうはいかないということを肝に銘じておきましょう。
パパ活は個人同士でのやり取りなので、一度トラブルになると上手く解決できず、ずるずると引きずって金銭被害や殺人などの重大事件に発展してしまうこともあります。
女性側だけではなく、2021年に起こった池袋殺人事件のように、男性が被害者になることもあります。
自分の身を守るためにも、「過去にどんな事件があったのか?」、「何故事件に発展してしまったのか?」をしっかりと知り、とれるだけの対策をとっておくことが大切です。
【殺人事件】パパ活が招いたトラブル(概要・動機・その後)
実際に、パパ活がきっかけと思われる殺人事件が数多く起こっています。
テレビニュースなどでも取り上げられ、有名なものも。
以下の5件をひとつずつ詳しくご紹介します。
- 茨城女子大生殺人事件
- 市川市男子大学生刺殺事件
- 池袋82歳ホテル殺人事件
- 28歳女性覚せい剤殺人事件
- 新潟女性刺殺事件
パパ活の殺人事件①:茨城女子大生殺人事件
2018年に起こったこの事件は、パパ活での金銭トラブルがきっかけでした。
被害者は東京都内に住んでいた女子大生・菊池捺未さん(18歳)。
2018年11月、友人に「知人に会いに茨城に行ってくる」と言い残した後、行方不明になり、2019年1月に遺体で見つかりました。
茨城県神栖市内の畑で東京都葛飾区の女子大学生(当時18)が遺体で見つかった事件で、東京地検は4日、殺人と死体遺棄の罪で茨城県神栖市の無職、広瀬晃一容疑者(35)を起訴した。
起訴状によると、広瀬被告は2018年11月20~21日、同県鹿嶋市、神栖市またはその周辺に停車した車内で、女子大生、菊池捺未さんの鼻口部を塞ぐなどして殺害し、遺体を同市内の土中に埋めて遺棄したとされる。
茨城女子大生殺害で男起訴・東京地検、遺棄でも|日経電子版
2019年1月31日、死体遺棄容疑で廣瀬晃一という男が逮捕されています。
ネット上で知り合った二人。
加害者が菊池さんに「会うことの対価としてお金を支払う」と約束したため、菊池さんは東京からはるばる茨城まで加害者に会いに行ったと見られています。
しかし実際には、加害者は払うお金など持っておらず、支払いで揉め、菊池さんは車に乗せられて加害者宅から少し離れた畑に置き去りにされてしまいました。
お金をもらえる前提で帰りの交通費も持っていなかったとみられる菊池さんは、自力で加害者宅まで戻り、「払わないならSNSで写真を拡散する」と言い、加害者の顔を撮影。
それに逆上した加害者が、菊池さんの首を締めて殺害。遺体を土に埋めたということです。
(参考:茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル” | デイリー新潮)
捜査が進むと、この犯人は「未成年と知りながら金銭を支払って性行為をした」などの罪で2度の逮捕歴がある人物だったとわかり、見ず知らずの人とネットで繋がることの危険性が浮き彫りになりました。
パパ活の殺人事件②:市川市男子大学生刺殺事件
2021年5月に起こったこの事件は、パパ活関係にあった大学生からの別れ話がきっかけでした。
市川市の住宅で男子大学生を刺殺したとして、トラック運転手の斉藤陽一郎という男が逮捕されています。
趣味であるバイクをきっかけに、道の駅で知り合った二人。
男子大学生は普段から女装してパパ活をおこなっており、最初は単なる趣味仲間だった加害者とも、金銭を受け取って性的関係をもつようになったそうです。
男子大学生から「お金がないので身体を売る」と言われた加害者は、普段あげているお金とは別で、自分のバイクや現金100万円を渡したりしていました。
「被害者から、付き合いを終わりにするというようなことを言われてショックを受けただけでなく、2人の共通の知人も被害者の側に立ったことにショックを受けたと言っていました。また、昔から、落ち込んだ時に漠然と『死にたい』と思うことがあったが、当日はスイッチが入ったように、本気で死にたくなったのだそうです」(医師の証言)
そして「ナイフとガソリンを持ち、被害者宅に行き、自分が死にたいはずだったのに、被害者を見たら殺してしまった。その後、自分もガソリンをかぶったが、ライターで火がつかず、建物には他に人もいるのではと思い、急に我に返った」と医師には語ったという。
パパ活をしていた大学生を殺した被告が「訴え続けた主張」|FRIDAY DIGITAL
当初は「知人」関係であると報道されていましたが、実際には「パパ活」関係であったということがわかり、
- 男子学生がパパ活をしていたこと
- パパ活がきっかけで事件が起こったこと
という二重の意味でセンセーショナルに騒がれました。
金銭トラブルがなくとも、別れ話がきっかけで起こってしまった事件。
普通の恋愛関係でも、「痴情のもつれ」でトラブル・事件が起こることがありますので、パパ活でも同じように「人間関係のもつれ」には注意が必要です。
パパ活の殺人事件③:池袋82歳ホテル殺人事件
2022年1月に起こったこの事件は、女性ではなくパパ側が被害者である点が特徴的な事件です。
池袋のラブホテルで、82歳の男性が殺害されました。
職業不定の藤井遥(24歳)という女が殺人罪で逮捕され、その逃亡を助けたとして藤井容疑者の元恋人・小林優介(29歳)と弟の翔太(25歳)という二人の男も逮捕されました。
当初、藤井容疑者は『当日に路上で声をかけて知り合った』と供述していましたが、その後、マッチングアプリを通して知り合った可能性が浮上しています。今野さんはこれまで風俗の利用歴も多く、『パパ活』をしていたという話もあるようです。
日頃から、小林兄弟は女性に成りすまして客を募り、藤井容疑者にホテルに向かわせ金儲けをしていました。警視庁は藤井容疑者と今野さんの間で金銭トラブルがあり、殺害に至ったとみて調べています。
《池袋82歳“パパ活”殺人》「毎日違う娘をとっかえひっかえ連れて来るおじいちゃんも」|文春オンライン
非力な女性が暴力被害に遭いがちだと思われていますが、パパ活では男性側もトラブル・事件に巻き込まれるということがわかります。
また、この事件は、被害者が高齢男性であったことから、「パパ活」ならぬ、「ジジ活」という言葉が注目されるきっかけにもなりました。
「パパ活」男性のメイン層は働き盛りの40~50代ですが、定年退職後、暇を持て余した高齢男性がアプリやサイトに登録する事例が増えています。
- 定年して暇なのでスムーズに約束が決まる
- 退職金が入っているのでそこそこの資産がある
といった理由で、あえて高年齢男性を狙うパパ活女子は珍しくありません。
パパ活の殺人事件④:28歳女性覚せい剤殺人事件
2018年に起こったこの事件は、パパ活がきっかけで知り合った男に強制的に覚せい剤を摂取させられたことで、女性が中毒死してしまった事件です。
被害者は、五十嵐友理さん(28歳)。
2018年7月、石原信明(72歳)という不動産経営者の男の自宅で覚せい剤入りの日本酒を飲まされた結果、中毒症状に陥って亡くなりました。
二人が知り合ったのは、会員制のデートクラブ。
加害者は税理士資格を有しており、グレーな業界の税務をみるなどしてかなりの年収を得ていたそうで、警察のブラックリストにも名前が挙がっていたとのこと。
遺体からはアルコールとともに致死量を超える覚せい剤が検出され、日本酒のおちょこからも覚せい剤が見つかりました。遺体の覚せい剤は、口と陰部から検出されています。
「口と性器から薬を入れた」28歳の既婚者女性を覚せい剤中毒死させた72歳“悪徳税理士”の驚くべき主張|文春オンライン
本人の証言ではないので明確ではありませんが、覚せい剤を摂取した状態でするセックス、いわゆる「キメセク」をしようとしたところ、加害者自身が覚せい剤を摂取してハイになった状態だったために誤って多量の覚せい剤を日本酒に入れてしまったのだろうと考えられているようです。
加害者は、自身からも覚せい剤の陽性反応が出ていることなどから、覚せい剤取締法違反でも有罪判決となりました。
五十嵐さんの殺害について、加害者は「覚せい剤は五十嵐さんが持ち込んだもので、(五十嵐さんが)勝手に摂取した」などと言い、無罪を主張し続けていましたが、傷害致死などの罪で2021年に懲役9年の有罪判決が言い渡されました。
SNSで出会うよりも安全だと言われている交際クラブですが、実際にはこのような事件も起こってしまっています。(もちろんSNSより断然、安全なのは確かです。)
何事にも100%安全はない、と理解して対策を練っていかないといけないことがわかる事件でした。
パパ活の殺人事件⑤:新潟女性刺殺事件
2019年に起こったこの事件は、パパ活の当事者ではなく、恋人にパパ活を疑われたことがきっかけとなった殺人事件です。
被害者は、飲食店員の石澤結月さん(20歳)。
石澤さんを刺殺したとして、職業不詳の齋藤涼介という男(25歳)が逮捕されました。
男に刺されたのは石澤結月さん(享年20)。新潟市内の病院に搬送されたが、約3時間後に死亡が確認された。このビルの2階のキャバクラに今年の7月ごろから勤務していたという。
刺した男は逃走したが、3日後の18日、同市内のコンビニ付近にいるところを駆けつけた警察官に身柄を確保された。殺人容疑で逮捕されたのは住所、職業不詳の齋藤涼介容疑者(25)。事件前「彼女を傷つけて俺も死ぬ」と母親に漏らしていたため、心配した母親が実家近くの埼玉県警上尾署に相談していたが、事件を防ぐことはできなかった。
《ネットゲーム交際殺人》元ホストの容疑者、彼女とお金への異常な「執着」| 週刊女性PRIME
オンラインゲーム「人狼殺」を通じて知り合った二人は、大会にも出場するなど、そのゲーム界隈ではそこそこの有名人だったそうです。
石澤さんとのデート代などで100万円ほど費やしていたという加害者は、石澤さんに「他の男とは縁を切る」などと約束させていたとのこと。
また、自分から別れ話をするなどして石澤さんを突き放すような態度をとる一方で、石澤さんが他の男性と少しでも親しくしていると激しくなじるなど、天邪鬼で情緒不安定な様子を見せていました。
その後、逮捕された加害者は、2021年1月、拘留されていた新潟刑務所で病死が確認されました。
JR新潟駅近くの繁華街で2019年、飲食店店員の女性を刺殺したとして、殺人と銃刀法違反などの罪に問われていた無職斎藤涼介被告(26)が勾留されていた新潟刑務所で病死していたことが14日、関係者への取材で分かった。
起訴状によると、斎藤被告は19年11月15日夜、新潟市中央区東大通1丁目のビル内で、飲食店店員石沢結月さん=当時(20)=の胸などを牛刀で複数回刺して殺害したとしている。まだ公判は始まっておらず、公訴棄却となる見通し。
新潟女性刺殺、勾留中の被告病死| ロイター
パパ活では、パパ活相手からの被害を受けるリスクと同様に、プライベートでのリスクもあることを忘れないようにしないといけません。
恋人や配偶者がいる場合、
- パパ活をしていることを隠し通せるか?
- バレてしまった場合、逆上される可能性は?
- 冷静に話し合いに応じてもらえそうか?
など、事前に考えておくことを忘れないようにしましょう。
【非殺人】ニュースにもなったパパ活トラブル
殺人という凄惨な結果にはならなくとも、パパ活に関連するさまざまなトラブル・事件が日々巻き起こっています。
テレビなどでも取り上げられた有名な騒動・事件は、下記の通り。
- 吉川議員パパ活騒動
- 上場企業社長、沖縄パパ活騒動
- パパ活女子暴行事件
- 「俺、ヤクザやねん」強制性交事件
- 高級腕時計連続窃盗事件
- 映像ディレクター未成年買春事件
- 川崎市「パパ活狩り」事件
- 番外編:パパ活疑惑で活動自粛したアイドル
1件ずつ、詳しくご紹介します。
パパ活トラブル①:吉川議員パパ活騒動
2022年6月、多くの人がこのニュースを耳にしたことでしょう。
『週刊ポスト』が、飲酒が認められていない18歳の女性に酒を飲ませ、4万円の小遣いを渡したなどと報じた。
記事によると、吉川議員は5月27日夜、東京都内の焼き肉店で18歳の女子大生と二人きりで会食。その後、移動してホテルの部屋で1時間半ほど過ごしたとしており、記事は“パパ活”ではないかと指摘している。
“パパ活”疑惑 岸田派・吉川赳議員「18歳女子大生と飲酒 4万円渡す」と週刊誌報道…身内の自民党内からも厳しい声|FNNプライムオンライン
「税金から議員報酬をもらっているのに、その金で何をしてくれているんだ」と非常に多くの国民が怒り心頭で注目度が高く、連日テレビやネットで報道されました。
議員がパパ活をしていることだけではなく、相手の女性が18歳で、未成年飲酒に当たることが問題視されています。
吉川議員は報道を受けて自民党を離党しました。
しかしその後、
- 6月:国会議員の夏のボーナスにあたる”期末手当”280万円超を受給
- 7月:「週刊誌の報道に疑義がある」として訴訟を提起する方針を明かす
- 9月:ひとり会派結成を届出
など、国民感情を逆なでする行動を連発。
特に、ひとり会派結成については、受理されれば立法事務費として月額65万円、年間で780万円もの金額が支給される(しかも使途の公開義務はない)ため、国民からは非難の声があがっています。
2022年10月現在、国会議員を辞職する様子はなく、事あるごとに再炎上しています。
この騒動により、非常に多くの人が「パパ活」という言葉を身近に感じたことでしょう。
パパ活トラブル②:上場企業社長、沖縄パパ活騒動
吉川議員と同じく、社会的地位の高い人物が「パパ活」していたことが世間にバレ、騒動となったケースです。
創業105年になる老舗、横浜ゴムの山石社長が、26歳の大学院生を相手に5年もの間、パパ活をおこなっていると報じられました。
山石氏は「肉体関係はない」と主張しているようですが、しっかりと手をつなぎながらデートしている様子も写真に撮られています。
パパ活そのものは(グレーな部分はありますが原則としては)違法ではありませんが、「世間からの目」が厳しいことは事実。
周囲バレ・世間バレは大きなトラブルの元となります。
企業のトップとして社員に示しがつきませんし、ステークホルダー(利害関係者)にも大きな迷惑をかけることとなりました。
今年4月、山石氏は新入社員に向け、次のようなメッセージを寄せている。
「仕事をする上で重要なことは『安全とコンプライアンス』。日頃から安全を意識した行動を心掛けてもらいたい。コンプライアンス違反は会社全体の問題として扱われるので横浜ゴムの社員として責任のある行動をお願いする」
横浜ゴム 山石昌孝社長(59)が「26歳大学院生」と“沖縄パパ活”写真(文春オンライン) – Yahoo!ニュース
パパ活トラブル③:パパ活女子暴行事件
2021年6月、パパ活における金銭トラブルがきっかけとなり、パパ活女性が暴行を受け、全治2週間の重傷を負うという事件が起こりました。
警視庁新宿署は6月30日に新宿・歌舞伎町のホテルで27歳の女性の顔を数十回殴ったとして、東京都中央区の自称会社員、A容疑者(当時47)を傷害の疑いで逮捕した。殴られた女性は骨折など全治2週間の重傷だという。警視庁は行為が悪質だとして暴行致傷に切り替えて今月2日に送検した。
パパ活の腹いせで女性殴って逮捕された銀行員の男の素顔「成績優秀だった」と同級生(1/2)〈dot.〉|AERAdot.
被害者女性は、1年前にパパ活で会った男性から2万円を奪って逃げたそうです。
お互いパパ活を続けていて、アプリで再会。
女性は男性のことを覚えていませんでしたが、2万円を盗まれた男性はすぐに「こいつだ」とわかり、復讐のために約束を取り付けたと見られています。
加害男性の話が真実であるならば、最初に窃盗行為をしたのは女性側とのことなので、正直どっちもどっちでは…と思ってしまいそうになりますが、リンチ(私的制裁)行為は決して認められません。
金銭被害、暴力被害どちらについても、パパ活では避けては通れないリスクです。
被害を受けたとしても、「パパ活をしている」という後ろめたさがあって泣き寝入りするということにもなりかねませんので、被害に遭わないように常に気を張っておく必要がありそうです。
パパ活トラブル④:「俺、ヤクザやねん」強制性交事件
SNSで知り合った相手が、実はパパ活目的ではなく、ハナから金銭的支援などするつもりがなかったために起こった事件です。
パパ活相手をSNSで探していた女性と約束を取り付け、抵抗されないよう「俺、ヤクザやねん」と脅し車内で無理やり性交に及んだなどとして39歳の男が逮捕されました。
被害者は10〜20代の女性で計10人におよび、多くは女子中学生や女子高校生でした。
男は、デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」や援助交際の相手を募集していた被害者たちと、ツイッターのDM(ダイレクトメッセージ)でやり取りし、犯行に及んでいたという。
「俺ヤクザやねん」脅し強制性交 女性10人被害、9回逮捕で捜査終結|東京新聞ニュース
まっとうなパパ活アプリ・サイトでは18歳未満の利用が禁止されているため、SNSでパパ活相手を探す18歳未満の女子はたくさんいます。
しかしSNSでは、身分証の提示をせずに利用登録をすることができてしまうので、パパ活相手を探すツールとしては非常に危険です。
18歳未満ならパパ活はしない。18歳以上ならパパ活アプリやパパ活サイトなどを利用する。
「身元不明の相手と会うのは、常にリスクが伴う行為である」ということを理解しておかなければなりません。
パパ活トラブル⑤:高級腕時計連続窃盗事件
2021年9月に起こった、会社役員の男性から高級腕時計を盗んだ女子大学生(19歳)が窃盗容疑で逮捕された事件。
麻布署によると、女子学生は7月21日午後9時ごろ、港区六本木のホテルで、会社役員の男性(37)から腕時計1本(約1300万円相当)を盗んだ疑いがある。被害者の男性とはマッチングアプリを通じて知り合い、それまでに何度か会っていたという。
容疑を認め、パパ活を利用した同様の盗みを「ほかにも何件かやりました」と話しているという。
パパ活の男性から1300万円の腕時計を盗んだ疑い 大学生を逮捕|朝日新聞デジタル
窃盗の動機について、逮捕された女子大生は「ホストに貢ぐため」と話しています。
実際、盗品を質屋に流していたのはホストの男(20代)だったようで、この男も盗品等処分あっせん容疑で逮捕されました。
東京都内では同様の手口の事件が約10件報告されており、被害総額は約3,500万円にものぼるそうです。
コロナ禍で生活が困窮してパパ活に流れた女性がいる一方で、「ホストに貢ぎたい」・「高級ブランドをたくさん買いたい」など、派手な生活を送りたいがためにパパ活をしている女性もたくさんいます。
あまりに高価な貴重品はパパ活に持っていかない、持っていくならば常に目の届くところに置いておくなど、細かい気配りが必要です。
パパ活トラブル⑥:映像ディレクター未成年買春事件
2022年5月、SNSで知り合った女子中学生に金銭を渡して性交したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで大島潤という男(39歳)が逮捕された。
逮捕された男は映像ディレクターで、きゃりーぱみゅぱみゅやアジアン・カンフー・ジェネレーションなど多くのアーティストのミュージックビデオ制作などに携わっており、音楽業界では有名だったという。
大島容疑者はSNSを通じて知り合った当時15歳だった女子中学生と、杉並区内のホテルで性交。昨年12月から今年1月にかけ、犯行は複数回に及んだという。少女の母親が警察に相談したため、事件が発覚。大島容疑者は「ホテルで性行為におよんだのは事実だが、18歳だと思っていた」と容疑を否認している。
「中学少女を買春」きゃりーらも担当した映像ディレクターの悪行| FRIDAYデジタル
SNSで「パパ活専用アカウント」を作成し、そのアカウントを使って「おカネをあげるからデートしよう」などとDM(ダイレクトメッセージ)を送っていたといいます。
未成年買春の場合、お互いが合意のうえでも、成人側は逮捕されます。
未成年者は罪には問われませんが、素行不良者として今後警察からマークされることになりますので、得することは何もないでしょう。
パパ活トラブル⑦:川崎市「パパ活狩り」事件
2022年9月に起こった「パパ活狩り」事件。
被害者は、パパ活しようとした会社員の男性(30歳)です。
デートなどの見返りに金銭を受け取る「パパ活」を装って知り合った男性を脅し、車を奪ったなどとして警視庁少年事件課は、強盗の疑いで、高校2年の少女(16)ら、川崎市の16~19歳の男女6人を逮捕した。
「パパ活狩り」会社員脅し車奪う、川崎の少女ら6人逮捕 警視庁 – 産経ニュース
SNSで知り合った(自称)パパ活女子といざ会ったら、美人局被害に遭ってしまったという事件です。
逮捕された少年らは、この行為を「パパ活狩り」などと称しており、ATMや消費者金融で現金を引き出させ、合計で100万円以上を奪っていたとみられています。
「パパ活狩り」というネーミングから、ひと昔前の「おやじ狩り」が連想されます。
実際、20年ほど前にも少年少女らによる似たような事件が数多く起こっていました。
(参考:オヤジ狩りしてクルマを強奪—14歳の女子中学生ら3人を傷害と恐喝で逮捕)
この事件では、未成年を相手にパパ活しようとした男性にも落ち度はありますが、被害は被害。
相手が「成人している」と嘘を言っている可能性もありますので、SNSでのパパ活相手探しは本当に怖いです。やめておきましょう。
パパ活トラブル番外編:パパ活疑惑で活動自粛したアイドル
トラブル・事件というほどではありませんが、パパ活疑惑が報じられて活動を自粛したアイドルもいます。
社会的立場によっては、パパ活していた”かもしれない”という疑惑だけで、炎上して非難を受けてしまうことも。
乃木坂グループの5期生、中西アルノさん。
SNSで「パパ活疑惑」が浮上したことで多くのバッシングが寄せられ、2022年3月頭に活動自粛を発表しました。
(参考:中西アルノ 活動自粛について)
5期生メンバーは、乃木坂46の公式YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」で2月2日から1日1人ずつ顔と名前が公開されていった。
だが、中西の加入映像が公開される2月8日の前から、ツイッターを中心に中西は炎上の渦中の人となってしまった。中西が2021年11月頃までモデル撮影会に登録していたという情報が流出し、さらには「パパ活」の疑惑まで浮上したのだ。
「SNSで知り合い、1時間3000円で……」乃木坂46史上最速でセンター抜擢の中西アルノ(18)の“パパ活疑惑”を当事者が赤裸々に語る| 文春オンライン
実際のところ、1時間3,000円という完全な時間制の料金だったことや、”デート”ではなく被写体として撮影地に一緒に出かけているだけだったことなどから、「あれは本当にパパ活なのか?」という声もあがっています。
グループ史上最速でセンターに抜擢され、話題になりそうだから無理やり「パパ活」とこじつけて報道されただけだ、と中西さんを擁護するファンの姿も多く見られます。
とはいえ、パパ活”疑惑”での炎上により活動自粛にまで追い込まれてしまったことは事実であり、良くも悪くも有名になってしまいました。
その後、2022年4月末に活動を再開させ、心機一転、がんばっているようです。
【ガチ対策】女性がパパ活するための5ヵ条
パパ活がきっかけで起こった事件やトラブル実例をご紹介しました。
ゼロにすることはできませんが、対策次第で被害に遭うリスクを抑えることは可能です。
無難に安全にパパ活をするために、パパ活を行なっている女性は以下のポイントに注意してください。
パパ活トラブル回避法①:SNSでの相手探しは絶対にしない
SNSでのパパ活相手探しは、トラブルの温床!絶対にやめてください。
気軽なツールとして利用できるSNSですが、相手の身元が保証されていないのは、これ以上ないほどのリスクです。
前述した事件・トラブルの多くは、SNSで知り合ったことがきっかけになっています。(一部、デートクラブでの出会いもありますが。)
有料のサービスを利用せずに無料のSNSで相手を探しているパパは、変な人・危険な人・お金を持っていない人が多いです。
パパ活専用のアプリやサイトであれば、身分証確認が必須で、ものによっては男性が年収証明必須だったりします。
また、ドタキャンや関係の強要といった行為があれば、運営へ通報する機能が備わっているアプリ・サイトがほとんどです。
プロフィール画面で、通報された回数を確認できる機能がついていることもあるので、危険な人をある程度排除してパパ活相手を探すことができます。
パパ活トラブル回避法②:”密室でふたりきり”は避ける
ドライブ、カラオケなど、個室でふたりきりになるパパ活は結構多いもの。
何度もデートしていて信頼関係が築けているパパを除き、こういったシチュエーションはできる限り避けましょう。
飲食店の個室であれば、店員さんの出入りがあるのでそこまで心配いりません。カラオケもある程度は外に音が漏れるので、ドライブに比べれば危険度は低いでしょう。
ただし、トイレに行くなど席を立つことはできるだけ避け、どうしても我慢できない場合には、手荷物は必ず持ち、グラスやお皿は空にしてから席を立つようにしましょう。
実際に、財布から個人情報を勝手に見られた・お金を盗まれた・飲み物に睡眠薬を盛られて頭がフワフワしてしまい気が付いたらホテルに連れ込まれていた、という被害も報告されています。
ふたりきりになるデートで最も危険度が高いのは、ドライブデート。車に乗ったが最後、
- 行き先を自分の意思で決められない
- 勝手に人気のない場所に連れていかれるかも
- 車内で襲われるかも
など、危険がてんこ盛り。
ドライブデートは、よっぽどの信頼がおけるパパだけにするのが無難です。
また、ホテルで大人の関係を持つと手っ取り早くお手当UPを狙えますが、リスクを考えれば、できれば2〜3回デートして信用できる人だけに絞ったほうがよいでしょう。
パパ活トラブル回避法③:個人情報は死守する
どんなに親しくなったパパであっても、絶対に個人情報は教えてはいけません。パパ活で最も重要なトラブル対策と言っても過言ではないでしょう。
「個人情報を言わないなんて当たり前」と思ったかもしれませんが、直接的に言わなくても、よく行く地域や地元の話、会社名や学校名などからバレてしまうことも多々あります。
「お手当を振り込む」と言われ、銀行口座を教えたら本名バレしてしまったというのもよくある話です。
相手のパパ・パパ活女子が常識的な人であれば問題ないと思いがちですが、「普通の人だと思ってある程度気を許していたら、ガチ恋からストーカー化してしまって後悔した。住んでいる駅を知られていたので、引っ越しするしかなかった。」というPJの体験談を聞いたことがあります。
常識人だと思って信用していても、個人情報だけは教えちゃいけません。
パパ活トラブル回避法④:相場から外れた案件には乗らない
- 顔合わせ:0.5~1万円
- 食事:1~2万円
- 大人:3~5万円
地域や年齢・女性の容姿によって幅はありますが、都内で20代PJの場合、だいたいの相場は上記の通りです。
相場から大きく外れたお手当での募集は、詐欺やヤリ逃げ、窃盗の危険性大です。
女の子は、初対面なのに定期契約を持ちかけてきたり、「大人10以上」など相場より明らかに高い金額を提示してくる男に要注意。
おいしい話には罠があるのが当たり前。
実際に会ったら金銭を盗まれたり、投資や宗教の勧誘をされたりする可能性が高いので、魅力的なお手当だからといってホイホイ釣られないように注意してくださいね。
パパ活トラブル回避法⑤:相手のことをないがしろにしない
手っ取り早くお金をもらいたいと思っているパパ活女子にとっては、ひとりひとり丁寧にパパの相手をするのは「面倒くさい」・「効率が悪い」と思うかもしれません。
しかし、金銭が介在しているとはいえ、れっきとした人間関係。
相手の気持ちを置き去りにした態度をとりつづけていたら、必ずどこかで綻びが生まれ、崩れていきます。
SNS上では、口汚くパパを貶すPJや、大人NGのPJを”無価値”だと蔑むパパがそこらじゅうに溢れています。
SNSだけで発散できているのであれば問題ありませんが、そういった気持ちを態度に出してしまったら、相手との関係は悪化する一方です。
もしどうしても受け入れられない相手なのであれば、罵り合うのではなく、さっと身を引いて、お互い気分を害しないうちにお別れしましょう。
トラブル・殺人事件のリスクを削れ!パパ活は変人ばかりだから!
今回は、パパ活で実際に起こったトラブルや事件と、その対策についてお伝えしました。
常識的なパパがいる一方で、「金さえ払えばどんな無理難題でも押し付けていいと思っているパパ」も数多く存在しています。
性欲が交錯するパパ活においては、残念ながら、リスクがゼロになることはありえません。
しかし、「どんな危険があるのか」・「過去にどんな事件が起こっているのか」を知っておけば、少なからず自衛はできます。
少しでも安全にパパ活をするために、本記事の内容をしっかり頭に留めておいてくださいね。
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